【Office365】Office365を試す(ディレクトリ同期で同期される属性値)

最近、Office365を契約してみました。
というのも下記のアドベンドカレンダーの様々な記事を見ることで興味が湧いたこと、
個人でもビジネスプランを契約できるということで試して見ようと思い。

www.adventar.org

Office365を普通に利用するだけなら契約するだけで終わりですが、
エンジニアとしてはただ利用するだけでは楽しくありません。
せっかくビジネスプランを個人でも契約できるので、
エンタープライズ向けの機能も試してみたくなります。

ということで、ローカルADとのディレクトリ同期です。
ADとOffice365のディレクトリ同期ですが、
様々なサイト・blogで構築手順等も紹介されています。
が、古い情報もあったり情報が錯綜している部分もある気がします。

ひと昔前ですと、Dirsyncどうディレクトリ同期ツールを利用していましたが、
昨年にAzure AD Connectがリリースされており、今後はこのツールが基本となるかと思います。
MSが公開している自習書も2012年のもので、Dirsyncが前提になっています。

ですので、2016年2月時点で自分が構築した際の流れを一度まとめてみようと思います。
(構築手順まとめは、後日upします。。)

今回の記事は、ディレクトリ同期で同期される属性値に関してです。
Office365ではどのような属性値を同期しているのかなというのがセキュリティ的にも気になりました。
一応、下記サイトに公開されているみたいで、
「UserPrincipalName」、「mail」などそうだよねというものも含め結構あります。

https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2256198

ページ下記にも記載がありますが、下記情報を保持するユーザオブジェクトは同期されないみたいです。
パッと見る限り、ADのシステム系ユーザなど明らかに不要そうなものは除外してくれているようですね。

mailNickName が "SystemMailbox{" で始まる
「mailNickName が "CAS_" で始まる」 および mailNickName が "{" を含む」
「sAMAccountName が "CAS_" で始まる」 および 「sAMAccountName に "}" が含まれる」
sAMAccountName が "SUPPORT_388945a0"
sAMAccountName が "MSOL_AD_Sync"
sAMAccountName が存在しない
isCriticalSystemObject が存在する
msExchRecipientTypeDetails == (0x1000 OR 0x2000 OR 0x4000 OR 0x400000 OR 0x800000 OR 0x1000000 OR 0x20000000)


参考:
・Web資料
 https://technet.microsoft.com/ja-jp/cloud/hh410137.aspx


・書籍