Microsoft User Experience Virtualization(UE-V)概要
【概要】
Microsoft User Experience Virtualization(UE-V)に関して概要を。
このような製品があることを最近知ったので、ひとまず、簡単な調査をした程度。
今後、もう少し検証していきたい。
2012年ころに、MSがリリースした製品。
UE-Vは、Windows上でのユーザ設定を一元管理する機能を提供する。
つまり何よというと、ユーザがWindows端末にログオンして行った設定情報を
管理サーバに保存しておき、別端末にログインしてもその情報が提供されるというもの。
TecNetからの文言を拾うと、以下の設定が同期されるとある。
・ユーザアプリケーション
・Windows設定
・App-Vでシーケンス処理されたアプリケーション
・RemoteAppアプリケーション
参考:
User Experience Virtualization 1.0 の概要
となると、頭に浮かんでくるのは「移動プロファイル」である。
おおよそ機能としてはかぶっているように見える。
※ここに関しては調査中。
【アーキテクチャ概要】
自身のコンピュータに、UE-V Agentというモジュールが稼働する。
UE-V設定場所のテンプレートに従って、アプリケーションとOSを監視する。
(設定場所のテンプレートとは、UE-Vで管理対象としているアプリなどの記載がある設定ファイル)
該当のアプリケーション等が起動すると、設定が設定PKGからダウンロードされて適用される。
終了時は、更新分がアップロードされる。
設定の保存場所はActiveDirectoryのホームディレクトリ
共有フォルダへ保存できるとのこと。
また、移動プロファイルと違い、「上書き問題」は発生しないように制御されるとのこと。
(どのように制御されるかまでは、調べられてないので検証した際にでも)